昨日は、垂水市の垂水高校にて本場大島紬の体験実習を行いました。
この学校訪問型の体験実習は鹿児島東高校、鶴丸小学校、城西高校、
山下小学校に続き、今回が5回目となります。
今回も大島紬の製造現場に携わる伝統工芸士が学校へ伺いました。
本場大島紬の歴史・製造工程の説明の後、各部門の実演体験開始です。
加工部門は、重田茂和伝統工芸士による色を刷り込む作業の実演が・・
製織り部門では、玉木ツナ子伝統工芸士による織り機の基本的な打ち込みの
実演体験がそれぞれ行われました。
さらにこの後、本場大島紬の着物を生徒の皆さんに実際に試着してもらう
時間もとられました。試着の着付は、当組合の着付け教室の講師も担当された
久木元先生と、当組合アンテナショップ「織姫館」スタッフの梅岡が行いました。
この事業は、児童・生徒が地場の伝統的工芸品に慣れ親しみ、伝統工芸士等の
作り手に直接触れる機会を提供することで、我が国の芸術文化・伝統文化の継承・
発展をはかることを目的としております。
自分たちの住む鹿児島県が世界に誇る本場大島紬の魅力を、若い生徒の皆さんにも
じゅうぶん体感していただけたものと思います。
御協力いただきました関係者の皆様、ありがとうございました。